2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

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綺麗な夢を見てほしいから、 僕はシジョウの夢の中の彼女が認識できないところで工作を始めた おはなすきかな、にじをかけよう、たまはハラハラシーンがあったらいいかな 素敵な服を買って来よう おいしいお菓子を用意しよう しゅいろって書いてある絵の具を…

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クリーム 私が、奇異色の音を出します では僕が、歌を歌います。 さん はい クリームがゆっくりと街を覆い尽くしていって どの街も白い液体が広がっていって 埋没していく 飛行機に乗ってクリームから逃げられるかい? 飛行機に乗ってもクリームから逃げられ…

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カワリが暮らす施設 むらさきに行った 針を刺した瞬間 ぴゅって血が吹き出るって技? がほかの人にもできるのかの実験させられた ほんとに吹き出た かってきたフォーラスのパン屋の サンドウィッチに吹き出た僕の血がかかった カワリが食べた むしゃむしゃご…

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反省 金曜くらいから今まで四條家のお屋敷にいた どこにいくでもなく ただ抱き合っていた えっちなこともしたけど だきあってぼーっとしていた ぼくはそれがすきだからそうした 彼女にもそれを好きにさせた やっぱり安定した女の子といると 何もかけなくなる…

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始めは黄色がすきだった 3月うまれだから 黄色なのかな 甘い匂いがしそうだからか でも幼稚園で黄色はかっこわるいって言われただけで嫌いになった 買ってもらったお気に入りだった黄色い帽子を たちばさみで切り刻んで母親に怒られた 次は緑が好きになった …

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外苑公園 ある6月外苑でカワリに刺されたとき、 そのときの彼女は多分まだ僕のことを憎みきれなくて 刺し傷はとてもとても浅かった甘かった 僕はさされる瞬間 しょうがないのかなっておもった その次の瞬間 引きつっていても彼女の顔はかわいいおもった その…

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カーキ色の濁流が流れている梅雨の犀川 歌を歌いなれた兵隊が平和街から出兵 香林坊広阪あたりを制圧 ぬかるみと軍服と銃 21美にテントを立てて拠点とした 僕は軍のことは全然わからない 僕はこの歳になって まだ受験勉強をしなくちゃいけなくて でももう勉…

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装飾や軽い幻覚に酔わないで また言葉遊びもやめる 性的なことからも身を引く 僕は少し内向する 疾走 僕たちはちがう僕は疾走する 省みない、 擦り傷が全身を覆いだす 致命傷さえ僕をとめることができない 水平面の疾走ではない 垂直方向下部への疾走 僕がよ…

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ぼくは あなたと会って、世界を壊されて 狂うを近くに感じて 普通の空が、つづいていく、海の向こうまで 心臓がすこし、いやこころが、気持ちよく痛んだ 彩色、ぶちまけられた灰色のペンキ 迷って、迷って 僕にたどり着いた 僕は、 息を吐こう、世界との同調…

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唾液 血色がよくなくて、僕は心配した オレンジ色のフィルムが視界を喜びに浸していく 研究家は僕をどこまでも分析する 手に触れたいの 背中を合わせたいの 首にすがりつきたいの、 私に欲情して欲しいの 私を必要として欲しいの 私よ綺麗になって、あなたは…

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僕は猛獣の卵をずっと温めている 世界にその記録を公開している 猛獣は爪で世界を切り裂く事を望むように育てるつもりだ ベッドで、ヘッドフォンして本を読んで そのまま眠って 朝起きて CDを返しにいって マクドナルドで安い味がするホットケーキを甘いシロ…

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チェルシー キャラメルとバターの香りがした 唇を離した、さみしい感じがやってきた 僕はキスをしていた シジョウは上着のポケットから チェルシーの赤い箱をあけて まだ口に一個入ってるのに もう2つくらい包みを開けて くちにほおりこんだ。 あまいの好き…

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灰色 僕たちは 灰になって 到達する 僕たちは 会わないが 同調する 僕たちは 嫌いなものの中でも生活できる 僕たちは 感情 が薄いと おもわれる 僕たちは 黒に隠れる 黒い服を好む傾向にある 僕たちは いつも溢れる 感情をへいたんにしている きみたち は あ…

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3時頃から講義の資料の整理をしようと思って仕事場に行った コンビニでパンとソフトクリームと飴ちゃんを買った 塾について誰もいなくて 僕は蛍光灯の音と光が嫌いだから 薄く暗い部屋のなか射光が入って僕はうれしくなって クスクス音もなくにやけた ああ…

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僕は僕は僕は好きになる好きになる 僕は好きになる 明日も僕は自分と好きと言う事の区別がつかない 健忘と自失と怠惰と恋 僕は歳をとっていく 記憶が抜けていく 責任が重くなる 女の子が不必要になる 僕は力が増していって 殺す事ができるようになる 自分の…

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心臓から心臓へ 僕たちはいない人になる 僕たちは手をつないで からっぽなこころをただしいんだっていう さくらがおわった。 もうすこししたら、時間が進んだら 夏の夜の海に行こう もう倒れてしまっていいんだよって言われても やり直しできないのだから 元…

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犀川沿いを一人であるいていた 今日も灰色な空が、ゆっくりと海まで流れていっている もう四月も終わるのに、まだ寒い 飲み終わったコーヒーの缶が冷たくなっていて 持ちながら歩くことが嫌になってきた コーヒーを買ったファミマの店員かわいかったな 大人…

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ミントクリーム 僕は今日も世界に不自然に存在した。 ラブホテルでメガネを歪ませちゃったから 世界も僕のもともとの乱視を補正できなくて ぐにゃっと、整形し形成していった 眼鏡屋さんでメガネと世界を治療してもらっている時 サングラスをすすめられた 色…

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僕は実は魔王だって 殺されて 勇者は皇女の処女を奪って 飽きて捨てた 捨てられた皇女を魔王は、拾って服を着せて お風呂に入れて やぱっり抱いた、 僕と魔王は世界を孤独にする為に計画する。 拾った女の子を、どういうふうに愛せばいいか? どういうふうに…

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お腹がすいたから 街にラーメンを食べに行った ラーメンとチャーハンたのんだ 食べられないのに 無理やり詰め込んだ 頭がくらくらして 街中はにおいがあふれていて気持ち悪くて ドブ 香水 タバコ 体臭 食べ物やさんの匂い とかが混じって 何度もはきそうにな…

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君の手を離さないように、僕は両手を伸ばす 2本しかかない手を君のために伸ばす 僕はシジョウの胸の中に顔をうずめているとき 泣いているのかもしれない 卒業式がある 僕も呼ばれていて、 硬い卒業証書の筒 硬くて小さい唇 硬く整えてない眉 成長しきってな…

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僕は夢でみた、死体を隠す袋と同じかばんを買った 欲しかったデジタル一眼レフのカメラを買った 写真を編んでいこうと思います。 上から4階の自販機にキリンメロンクリームソーダが売っていた 甘くてケミカルでこどもっぽい味なのだなと思って 120円いれた、…

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ノイズ パソコンから、イヤホンの音漏れのような音が 砂粒になって、赤ちゃんのような 音のような音がする 気持ち悪い くちぐせ わりと って意味もなく言ってしまう にゃっしゅ って意味わかんないこといってしまう おっつ って誰かからうつされた 若くて細…

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仕事していたら、靴下から キラキラする煙が上がっていてなんだろうと考えていたら わりと早く幻覚だって気づいた 僕をうすっぺらくだけ理解したい 僕の気息と記憶を取り込みたい 僕の主体をのっとりたい ある季節のある日のある夜のある時間の僕の内面にざ…

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月 今日も自転車で帰る いつもの吐き気を耐えて耐えて走った 川沿いの桜の木の下、ピンクのもやの中からみた 薄く雲がかった、やけにオレンジ色の月は 僕を哀れんで 見下しているように 感じた。 おっぱいにうずまりたい。 雨と傷 昨日の夜、シジョウにすり…

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普段から、感情を内側に押し込んで 創造のために生活を犠牲にしていますが たまには、働く日もあります 一ヶ月に1回ないくらいです。 大体は頭の半分以上、創造とエロスとくらやみの中の生活です。 今日は新しいクラスの担当で 普段よりよくしゃべって社交的…

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動かないほうが楽に 動かさないほうが楽に 停波時間がもう少しでくる 全世界の通信が止まる 僕は甘い飲み物は普段からあんまり好きではないけれど ココアが飲みたくて、自販機で買った 停波時間を狙って灰色の空に灰色の戦闘機が一機とびたつ 何で女の子が僕…

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夜遅くまでおきると 次の朝まで(昼まで)悪夢をみる これは僕の夢なのか? 誰かの悪夢に入っているのじゃないか? 誰かを悪夢にしているのじゃないか? 今日はカワリとえっちなことをしていた シジョウとはまだはげしくできないから 依存症の僕は、カワリか…

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桜の枝が、夜の闇に影だけがうっすらとみえていて その闇の中でさえピンク色の枝になっていて とても綺麗だった 遠くの深い都市にいる僕があったことのない人も このピンクが見えるのだろうか 見えるだろうかと思うけど 本当は僕しか見えないのだ なんて事実…

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僕の精神は、いつもより高い、より深い世界に、ゆっくりと挿入されていっている 寒さが心地よくて 人がいないレンタカーの駐車場で 背中にはホテルが立っていて みずたまりに反射している光が、ぬるぬる光っていて 悪魔は日曜も僕の時間を奪いたい 僕はそれ…