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心臓から心臓へ

僕たちはいない人になる

僕たちは手をつないで

からっぽなこころをただしいんだっていう


さくらがおわった。
もうすこししたら、時間が進んだら
夏の夜の海に行こう


もう倒れてしまっていいんだよって言われても
やり直しできないのだから

元気かい?

えっちなことをしないと死にそうだったから
してきた
依存から抜けたい

んー 自分は男だから、苦しさが低いのかな

性器が欠損したり
機能が果たさなくなったら
僕は自分を失うのかな
セックスに比重をかけすぎだから
んー


シジョウを抱きながら見上げた月が嘘をばらしていた

ニュースで見た
過ぎてゆく日々を切り刻むクロノ・シュレッダー
欲しい


女の子に甘えてしまう
距離感を保てないで

年齢を気にせず
いや
年下しか甘えない気がする
いや
年上の女お人が苦手/怖い/大人が嫌い/考えない人が嫌い

誰にでも手を出して しまう/します


最大限のダイビングをしていたころ
その分女の子も必要で

僕は愛する事を うまくできないから
ただただ あいじょうを与えた


うさぎ
昼にクラスの女の子の髪をなでて
夜に別のクラスの女の子の髪をなでるとき違和感がする

安い考えではこうかな?
別な女の子を愛するのが後ろめたいとかかな
そんなに僕は社会的じゃないし
気持ち悪いし吐き気がする

僕の湿度の高い愛情は混ざる事を許さない
だから


今日も塾を抜けて カワリのとこにいった
彼女の消毒する動き
んー
動きと言うか、動作と言うか
振る舞いというかただずまいというか

慣れすぎて、美しいなって思える

今日もほどほどにしときなよっていったら
あいまいなほほえみでうんっていってた

僕にできることなんてないよ
あなたには別に何も求めていません

そんな感じだ


今日もこの冬があけた春めかない灰色の空が、空に広がっている

空が空に広がっているってね
僕はこういう言葉が好きだ