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クリーム
私が、奇異色の音を出します

では僕が、歌を歌います。

さん はい


クリームがゆっくりと街を覆い尽くしていって
どの街も白い液体が広がっていって
埋没していく

飛行機に乗ってクリームから逃げられるかい?
飛行機に乗ってもクリームから逃げられない

地球の裏側に行けばクリームから逃れられるかい?
うらがわもここと同じ現実が起こるだけ

宇宙に逃げればいいい?
宇宙もクリームがそのうち染み出す

どこにいげればいいのかい?
君の世界は君しか入れないんじゃないかい?

世界の絶望的なクリームから逃れられるには
まず君の想像力が必要だ

君の世界は君だけの世界だ
君は他人を使って、君の世界を構築しているが
それはやめたほうがいい

他人の基準はクリームが入る隙間を与える

クリームが入らない君の君だけの世界が必要だ

君が生きるために

僕が生きるために


くだらない文章
僕の粘膜は新しい感触を欲しがる

僕の書く文章は、破裂して 闇ほどは暗くなく
僕の書く文章が、キスだったり 体に触れる事だったり
僕の書く文章の、匂いは、唾液がまじるや汗、心を軽く許した相手の匂いだったり
僕の書く文章は、僕の意図しないところで君らを犯していっているのか
心臓に心があるならば、それを引きちぎりたい
セックスが心に深い影響を与えるならば、
僕の文章はでたらめに稚拙に、痛がっているのにしつこく触る感じだとおもう
文法は僕になんもあたえない
表現は自由で
この文章はお金にならない
僕の文章が、君の手首を縛って
僕の文の左手が手首を押さえつけて
右手がゆっくりいやらしく体中を、やさしく、いやらしく、
僕のだらしない唇が
君のさっき何かリップかな?を塗った唇を這う
唇を吸いながら、舌を絡ませて はじめはゆっくり口先だけ、唇の先だけ
舌の先だけ這わせ絡ませて、次第に深くに、強く僕の汚れた文章を入れていく

右手で、胸をつかんで、さきっぽをやらしくゆっくり舐める
舐めながら、やさしめで、服の中に手を入れる
背中 や首、おしりとかをなでる

僕の文章はおっきくなっていて 白い手首を引っ張って
触らせる

興奮していく 文章がすでに形をとどめない
僕はもうどうでも良くなって

押さえつけて、ぬれてるとこに入れちゃうかも

ゆっくりしたもいじってから入れてねやさしくしてね

やだ

自分勝手にしたい、僕の文章はそんなもんだ

そっからはやさしいよ
はげしいけどね

多分僕ほど倒錯した人は少ない

あらゆることを試した

僕の文章はくだらない、官能小説ですらない

僕の文章は、セックスする
彼女にレイプされるみたいに襲って
っていわれてする感じ

に似ているかな

そうでもない

僕は

良い夢を見て 良い一歩を踏み出して、全てを捨てる