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反省
金曜くらいから今まで四條家のお屋敷にいた
どこにいくでもなく
ただ抱き合っていた
えっちなこともしたけど
だきあってぼーっとしていた

ぼくはそれがすきだからそうした
彼女にもそれを好きにさせた

やっぱり安定した女の子といると
何もかけなくなる


家に帰って朝からコンビニのお弁当食べた
気持ち悪い

シジョウは僕の作るものなんかどうでもいいって言っていた
ある意味そっちのほうがいいのかな

干渉しない性格は僕にあっているのかな

東京から電話がいっぱい来ていた
大阪からもメールと電話が来ていた


プールにしずんで空を仰ぎたい
水面を眺めていたい

扇風機のまわる音
カーテンのなびく感じ
氷を入れて飲んだお茶のコップ
その中の氷が溶け出してカランと音がする

いろんなことがまた終わってしまった。


今日は病院にきた
全身が僕から落ちていってしまいそう

僕と僕の存在のズレがやってくる

金色の馬
盗まれたお金
四日位女の子といたのに
一回も射精しなかった

僕は不遇から抜け出したのかな

大人になったのかな

早く安定しないために
女の子探さなきゃ

灰色が叫ぶ

死にたいって言う言葉が頭の中をリピートしている
CDの音が飛んでいるときみたいで気持ち悪い

おなかがすいてくるいそう
なんかわらえてきた

困難を克服すること
努力をすること
交渉すること

僕に足りない
ダイバーであり続ける必要がわからない

ダイバーは日常と並走できないのではと思い始めた
僕はダイバーですらなかったみたい

思考の先に届きたい
日常を終わらせたい
生活を終わらせたい

仕事のストレスというお金になるものがいやだ
僕は馬鹿にされている

あのときみたいに僕は大声でたくさんの人がいるところで叫ばなきゃ

僕を誰も止められない
僕は絶望の先を行く
僕は先を行く
僕はお前ら全員をおいていくんだ

気力がない

絶望に浸るだけ
女の子に虚勢をはって、ほめて貰わなきゃね
おっぱいにうずまらないとね


いや
僕は誰にも会わないで、ずっとひとりで想像でえっちなことをしているのが似合う

共感ができない
さみしさや かなしさを僕はうまく処理できない
その感情が なんという名前で呼ばれているか
僕は分類しない/できない

いや僕は長い間 僕しかいない世界にいた
セックスをしても僕は僕しかいなかった
はじめから僕しかいない世界ではもちろん
自分が孤独という事すら気づかなかった

何人もの人が僕をやさしいと言った
やさしさなんか僕は知らなかった
僕は自分の世界を守るために必死にたたかって過ごしていた
そこで浅い傷で血まみれになっていた僕は卑怯な手段を使った

女の子の耐え切れるわけが無い根本的な寂しさを
僕は擬似に埋めてあげる事が上手だった

僕はやらしい蜜を吸い続けた
蜜が無くなったり、花が閉じたりしたら
次の月に照らされた(選ばれた)花を求めていった

蜜が僕を生かした
それはそれだけ 
僕独りが人生に消費する他人は何人なのだろう

それは共依存とか呼ばれていて
概念化されていて
腹立たしかった

僕も人間だから、言葉になった やっと表面に顔を出した部分だけで
僕を決め付けられるのがいやだった

だから僕は女の子をその人全体の表現しがたい何かで
いつも把握する

私のどこが好きなのって?
覚ましたいのか?

んー

今日もオーバードライブしないな
健康な証だとしたら捨てないと