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3時頃から講義の資料の整理をしようと思って仕事場に行った
コンビニでパンとソフトクリームと飴ちゃんを買った

塾について誰もいなくて
僕は蛍光灯の音と光が嫌いだから

薄く暗い部屋のなか射光が入って僕はうれしくなって 
クスクス音もなくにやけた ああきもちわるい

パソコンの電源を入れて
アイスクリームの袋を破った
起動画面をぼんやり眺めて
アイスをなめた

シジョウから電話かかってきて
会いたいって言うから
仕事がめんどくさくなって1時間で終わらせた

シジョウがくるのを駅の改札で待った
仕事関連の雑誌を読んで、なんだぼくは社会人のふりをするのか


シジョウの家の車で、海に行って
夕日が落ちれば落ちていくほど

夜が垂れれば垂れていくほど

夕日のオレンジが灰色になっていく 紺色にないっていく

その進み方に比例して

僕らは軽いキスを 激しいキスを おっぱいを服の上からさわって
接触って、体中をなでて、おっぱいの先をなめて 唇を這わせて
彼女がやさしく触られるのが好きって言ったから、
僕はただただ、優しくいやらしくさわった、
吐息としずかな痙攣と上気する頬と
車の中で、夜の波の音と駆け巡る性欲にまかせた

僕のも触ってもらって、触りあって
彼女はいっぱいぬれる子で、僕はそれが好きだ

彼女はもうだめだってなって

えっちなことはそこまでにした

髪をなでて 体をなでて キスをして
それをくりかえして、

あいしてるよ、これは虚偽?ですか そんな事はどうでもいいね
ゆっくり、二人を包むエロスが拡散してうすくなってきたから


外に出た、星が出ていた
お決まりの北極星を探して
後ろから抱きしめて
髪の毛の匂いがいいにおいした、
キスをしたかったから 彼女の白いあごを引っ張ってキスした 唇を押し込んだ

僕の人生が呪われているのならば
これは何の前触れか

シジョウの健康な性欲と健康な愛情に
僕はもう少しで、強制させられて

精子の工場ですらなくなって

僕は正常な言語をしゃべって
彼女を笑わせて
それだけ

僕は大量生産の僕だってことを

君らの愛情の形に思い知らされた

しけいせんこくを受けたまま
僕は人生を楽しんでいる

僕の記憶を消したい
離人が続く


僕の彼女が毎週彼女じゃない気がする
僕は観察される

こんなくだらない日記くたばれ




金沢は観光地で車ですぐ近くに温泉とかがある
彼女とぷらっと永平寺にいって
山中温泉とかいった

あがったら足湯のとこで待ち合わせねって
わかったよ、どうせ僕の方が早くあがるけどね

銭湯にはいって、コーラの自販機があるとほっとする
熱いお風呂の後に飲むコーラは好きだ

裸の男の人がいっぱいで僕は気分が悪くなっていく
考えないようにしよう

まだ若い人間の裸を見ておこう

たぶん女風呂も僕は入ったら気持ち悪くなるのだろうな

不快感と吐き気と離人に襲われて
僕は浴槽の中で 内部に意識があると言う事を実感しなくなる

僕の中にふろのやつら全員の、
性器をなめる想像をさせる部品があって

僕は簡単な狂うに近づく

こんな日常から、狂うはいつも一緒にいる

僕は狂人じゃないけど
薄くて強いゴムの膜ひとつのところで感染を予防されている

そっち側にひものないダイブをする日を何回か行ったけど
無事に帰っちゃってしまった

僕に期待しても何もないよ、ふつーのさらりーまん。



僕にふるぇえてもせいえきがかかるくらいだよ。