2007-01-01から1年間の記事一覧

記念

aciddrop1

霧雨が降ってきて、網戸の外はキイロのクレヨンの油の匂いがした カラスアゲハの交尾細工の秒針がカッチカッチ音を立てていた「私の弱みに 付け込んで、犯してください」 単独行動をするキイロいレインコートの女の子(チョウ)が玄関にやって来てそう口で表…

フレス1

好きは自分 嫌いは自分じゃない好きは円錐を描いて トップには自分そのもの?が存在する 円錐の下部に行くほど自分との関係性が薄れる - フレス(14)は赤い水玉模様がすき麻薬をくれて大好きな2つ上のお姉ちゃんに私も赤い水玉模様が好きだわといわれた麻薬…

おうこく

愛してる彼女に僕は王国を持っていると打ち明けた 彼女は私がおきさきってわけね っていったから 殺した、もしくはどうでもいいところに置き去りにした

君が僕の棺に入ってきた。

彼女の遺体をきれいに白骨化させた いろんな部分をつなぎなおしてまたいびつで奇妙な骨のオブジェは彼女の生前の感情の揺らぎみたいで懐かしかった 死んでちょっとしか経ってないのに

拘束具としてのオーバードーズ

拘束具としてのオーバードーズ

よろこぶ

彼らは、続かれる夢、作られる間違いと壊れている心臓の話で喜びます。

くらやみ

あなたからくらやみのにおいがしなくなった あなたがきらい

麻薬

僕の精液には麻薬が含まれている 大好きな彼女をレイプした 愛してるって言われた

セミ

小学校のプールいっぱいにセミが死んでいた 夏が加速して終わったから

アイスコーヒー

なんにもないんなら 僕の言うことをただ聞いていればいい それもできないんなら それ相当の扱いしかできない離れていても僕の指は君の唇の音を立てて 似通った深層は心臓から潜心して最低っていわれて 先人の僕は戦塵の歩き方を熱心に教える キスの仕方 なで…

アバラ

2007/07/1918:12:08 アバラにひびが入った 夏がぞわぞわしてうれしい

40

紅い錆の匂いの工場でお昼から夕方にかけて カビた野球帽子の骸骨がやさしい手つきで万華鏡をのぞいて 開いた目の骨に虹彩がきらめく 小さなきらきらしたセイギのプラスチックとか好きだった僕は 骸骨の瞳を盗みたかった いくつもの銀の手が風を起こしていて…

39

夏の夜に段々重ね塗りされていって ほんとうの夏になっていくんだろうな さっきファミマでさらってきた少女(名前はキリメ)が 青白いプランターが並ぶベランダでカルピスのビンを割っていた ガン!ガン! って夜に割り響く ビン割るより花火しようって 僕が…

38

今日は両親が旅行でうちに誰もいないのよ とかね いわれちゃった だきあってえっちなことして だいたい普通の感じ 頭なでながら 中学のときとかの写真見せてもらった 髪の毛とか触りながら のーぱそまくらの前において 寝ながら 写真の入ったフォルダをみせ…

37

綺麗な夢を見てほしいから、 僕はシジョウの夢の中の彼女が認識できないところで工作を始めた おはなすきかな、にじをかけよう、たまはハラハラシーンがあったらいいかな 素敵な服を買って来よう おいしいお菓子を用意しよう しゅいろって書いてある絵の具を…

36

クリーム 私が、奇異色の音を出します では僕が、歌を歌います。 さん はい クリームがゆっくりと街を覆い尽くしていって どの街も白い液体が広がっていって 埋没していく 飛行機に乗ってクリームから逃げられるかい? 飛行機に乗ってもクリームから逃げられ…

35

カワリが暮らす施設 むらさきに行った 針を刺した瞬間 ぴゅって血が吹き出るって技? がほかの人にもできるのかの実験させられた ほんとに吹き出た かってきたフォーラスのパン屋の サンドウィッチに吹き出た僕の血がかかった カワリが食べた むしゃむしゃご…

34

反省 金曜くらいから今まで四條家のお屋敷にいた どこにいくでもなく ただ抱き合っていた えっちなこともしたけど だきあってぼーっとしていた ぼくはそれがすきだからそうした 彼女にもそれを好きにさせた やっぱり安定した女の子といると 何もかけなくなる…

33

始めは黄色がすきだった 3月うまれだから 黄色なのかな 甘い匂いがしそうだからか でも幼稚園で黄色はかっこわるいって言われただけで嫌いになった 買ってもらったお気に入りだった黄色い帽子を たちばさみで切り刻んで母親に怒られた 次は緑が好きになった …

32

外苑公園 ある6月外苑でカワリに刺されたとき、 そのときの彼女は多分まだ僕のことを憎みきれなくて 刺し傷はとてもとても浅かった甘かった 僕はさされる瞬間 しょうがないのかなっておもった その次の瞬間 引きつっていても彼女の顔はかわいいおもった その…

31

カーキ色の濁流が流れている梅雨の犀川 歌を歌いなれた兵隊が平和街から出兵 香林坊広阪あたりを制圧 ぬかるみと軍服と銃 21美にテントを立てて拠点とした 僕は軍のことは全然わからない 僕はこの歳になって まだ受験勉強をしなくちゃいけなくて でももう勉…

30

装飾や軽い幻覚に酔わないで また言葉遊びもやめる 性的なことからも身を引く 僕は少し内向する 疾走 僕たちはちがう僕は疾走する 省みない、 擦り傷が全身を覆いだす 致命傷さえ僕をとめることができない 水平面の疾走ではない 垂直方向下部への疾走 僕がよ…

29

ぼくは あなたと会って、世界を壊されて 狂うを近くに感じて 普通の空が、つづいていく、海の向こうまで 心臓がすこし、いやこころが、気持ちよく痛んだ 彩色、ぶちまけられた灰色のペンキ 迷って、迷って 僕にたどり着いた 僕は、 息を吐こう、世界との同調…

28

唾液 血色がよくなくて、僕は心配した オレンジ色のフィルムが視界を喜びに浸していく 研究家は僕をどこまでも分析する 手に触れたいの 背中を合わせたいの 首にすがりつきたいの、 私に欲情して欲しいの 私を必要として欲しいの 私よ綺麗になって、あなたは…

27

僕は猛獣の卵をずっと温めている 世界にその記録を公開している 猛獣は爪で世界を切り裂く事を望むように育てるつもりだ ベッドで、ヘッドフォンして本を読んで そのまま眠って 朝起きて CDを返しにいって マクドナルドで安い味がするホットケーキを甘いシロ…

26

チェルシー キャラメルとバターの香りがした 唇を離した、さみしい感じがやってきた 僕はキスをしていた シジョウは上着のポケットから チェルシーの赤い箱をあけて まだ口に一個入ってるのに もう2つくらい包みを開けて くちにほおりこんだ。 あまいの好き…

25

灰色 僕たちは 灰になって 到達する 僕たちは 会わないが 同調する 僕たちは 嫌いなものの中でも生活できる 僕たちは 感情 が薄いと おもわれる 僕たちは 黒に隠れる 黒い服を好む傾向にある 僕たちは いつも溢れる 感情をへいたんにしている きみたち は あ…

24

3時頃から講義の資料の整理をしようと思って仕事場に行った コンビニでパンとソフトクリームと飴ちゃんを買った 塾について誰もいなくて 僕は蛍光灯の音と光が嫌いだから 薄く暗い部屋のなか射光が入って僕はうれしくなって クスクス音もなくにやけた ああ…