26 unison

大きな黒い翼と散り落ちる黒い羽が目の前を覆い、
不快な裂け目からはみ出た赤い恥肉が蒼空に閉口する気持ちをおしさげ
今日の夕日は人たちの弱い心から刺さる諦めで深く滲んでいるのだろうと
そのようにまぶた越しに感じる。そのまま目をつぶったまま時間が少しのノイズを混じらせ流れる
僕のこの話の目標はただ一歩だけ前に出る。それのみ


12月18日夜2時32分僕は今コンビニの前に座っている。もう夜中だ
1Lの水と缶コーヒーを買った。
ぼやけた雲間から月が僕の考えている歪んだ性を覗くように、見え隠れする
感じすぎない意見を、夜よ!もっと僕の内面の思考へ接するべきだ
売り切れる前に、遮断機が下りる前に、女の子が口を聞いてくれなくなる前に
ゴミ箱の整理に出て来たコンビニの定員がちらちら見てくる
僕が一歩立ち上がるのはまだまださきだ、
廃棄の弁当をあさりにホームレスの人がやってきた
僕の前までやってきて
「おまえのせいだ! おまえのせいだ! おまえのせいだ!」
と大声で怒鳴って、去って行った。
そうです、僕のせいです。


そんな時にメール着信

                                                                                                                                                              • -

>退会といまだみえないものの不具合は何か関係あるのでしょうか?
いまだみえないものの原因は
彼女の心側から入力した普通の報われない努力の値を
愛情側へ普通の報われない努力のまま送っており
愛情側では普通の報われない努力の値を気持ち悪い割れた破片に変換する処理を入れていたため
愛情には正しく近寄れないとして入力されていました。

しかし彼女の心側から僕へ投げられる軽いレベルでの絶望も
同様に入力した普通の報われない努力の値を送っており

      • などの深層では、そのまま表示が出来ていましたが
などの一部深層では文字化けとして表示されていたようです。

そしていまだみえないもの、軽いレベルでの絶望を送る際も、
彼女の心側から入力した普通の報われない努力を完全なものに変換する処理を入れてもらいましたので、
精神僕にも文字化けすることなく、完全なもので表示できるように致しました。

いまだみえないものを退会にしていただいた理由は、
この彼女の心でも同様の症状が見られており
文字化け軽いレベルでの絶望が送られる該当部分の、新規登録から検証を行いたかったため、
退会の処理を行っていただきました。

いまだみえないものエラー理由の詳細明記をいたしませんで、申し訳ございませんでした。
よって、精神深層系でその症状がみられていたようですので、
それらの深層がございましたら、ご検証宜しくお願いいたします

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買った水、1リットルのペットボトルだ、どうしても届かないものがあるとき
よく水をかぶる、一瞬だけ、頭がおまえらの張った蜘蛛の巣から逃れることが出来る。
あまがっぱをかぶった全身濡れている、かわいい女の子がやってきて、こうつぶやいた。
「いつも目に映る画像が、とてもいろいろと、噂をしているのを聞く」
(この文を読んでいる君も、聞こえないこえが聞こえると思う)
「ちいさな人がたくさん脳の中にいて、議論 非難 喧嘩をおこなっている
そいつらを止めるには、薬を飲めばいい 叫べばいい、抱けばいい
死ぬべき僕、気持ち悪い世界が、とてつもなく闇に絶望的に流し込まれる。」
その女はそれだけ言って、去っていった。


不意に息が苦しくなり。思い出す 黒い淵からゲロのようなにおいを吐きながら
中学生の冬、塾で小児愛の気持ち悪いふくろうみたい顔した先生に
気持ち悪い舌で、なめられた。
僕は冬の講習を受けたくなかったので、親にやめてもらった。
そしたらその先生が、ただでその先生の家で教えてやるといって、
その先生の家まで連れてかれて、いやなことをいっぱいされた。
帰り溶けかけて茶色い雪で、唇を洗った気がする。
そういうことを僕は大人になって、やる側になった。
少女がすきだし。その死性が多分僕の心を壊すし 新しい力を手に入れることが出来る。


抽象的な目隠し、槍、病身
はじめから、僕のような不快な人間が、ただ一歩立ち上がることが、
出来るわけは無いのだ、


月が穴を広げた、
そこから、にゅるりと、吐き出された、少女が3人降ってくる
そのうちの一人は、僕のところに、やってくるのだろう、
僕はその少女の心をすくい、その子が僕の手をとり
僕は一歩を踏みしめ味わうことが出来るのだ、
けど、そんな少女は僕のところには来ない。それは僕が僕だから
多分問題なのは月が僕を見捨てているから、
あんなに賛美し愛情を持って僕は夜の散歩者として 
その頬をなでて、いたのに
たったそのひとつ先で、僕が間違えるだろう可能性で僕は助からなかった。


そう自分で歩くべきなのだ、夜や、月や、狂気に頼ってはいけない
ごめんなさい


風で汚れた新聞が飛んできた、汚い
ばさばさと音を立てて、顔が切り取られている集合写真
僕はもちろん誰もそこにいない。


傷跡のような空気が咲いて 咲き誇って フラットな声が最大に
広がった。


雨を抜けて 僕は両足に力を込めて、立ち上がって
くずれた。