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安住の地を追われた、若き侍、うた通いなれた街角
雲隠れする、命乞いが、いとおしい
もしも太陽が放課後の夜、再び揚がるとしたら
よりよき選別が、この国になされます。
どうか過去の話の続きは、誰にも喋らないで下さい
4ヶ月前から、小指が動かなくなってきた、
吼える 月影
許されるべきもなく 泣く泣く泣く、
掘り下げられた 土の塊に
細く切り取られた 魂を流し込み 凝固するのを待つ
はじかれた心は 竹にぶつかり、小気味よい音を立てつぎつぎにあたる


うっさい この僕に近寄るな
清潔な湧き水が潤い、激しい風がやさしく君を包むんだろうから
いいだろ? えいざんの影に 美しく亀裂が走る
もうこれ以上は限界だよ と 彼女が言うから ほっといて自分だけの分のコーヒーをいれた。

また僕の前の人が離脱していく
僕は自分の耕した土地のものしか食べなくなった。
いやそういっているだけで、夜になれば他人の畑に行っては泥棒をしてくるような男です。
少女を金で買った男が映っている動画を見ている、
そんな風に脳を溶かして、生きている。


天立つ 月矢 茂み 遊ばれるだけ 癒海 快寂 芳香 ほほえましい事柄
見目こもる 月の社 始まりの一声
盲目の蜘蛛  裸足の君 優しくないキス 崩れ行く肉体
三十の錠剤 十代の正当性 押し込まれた今日の日々更新される死



毎日 毎秒更新される 死と再生 自分の世界を汚されることを 穢れていることを
哂おう、マイナスの意味で、辱められているということを
誰にも気づかれずに、世界の歯車にひるがえしたマントを挟み込んでしまう、故意に、
軋む世界、自分が一粒落とした水滴 それが広がってく
世界に亀裂を発生させるんだ、僕が僕の世界が崩れる仕返しに
全世界に一桁のずれを そう僕の生きた証を、
なんとなく、景色が崩れて見えた


右目だけ

感触もぬめっとしている、

再同期をとってみた。


女性のみだれた髪とかが普通に好きです。そう正常な僕知
内在する閉鎖病棟のように意外と綺麗な
監獄のふきだまりからやってくる鬱がやってくるあのぞわぞわした、
呼吸困難の喉がガラリとシリカゲル飲み込んだようにすぐに乾燥していく
赤銅色に濁りきった眼球がギュっとあんな感じでしめつけられる、
ジャミジャミとした狂ったノイズが混じった咳が吐き出るようで吐き出ないあの感じ、
君たちにはわからないかな?
黒い世界の自分に内包されている女性が、哀れみの軽蔑の眼で見つめてきます。
単純で快楽のぬるい先のほうけた、
緩んだ唇  自分の指で、触れてはいけない濡れきった粘膜にそっと重ねるあの瞬間が
死という漠然としたものに 触れたみたいで
生きたまま安全な死にちかづけるという
せいはしとすぐにそばにいます
今欲しい女性がいます、女性が欲しいです。女性が必要だ、
このアル中に似た震えがとまらない 汚れきった指先で、 髪をなでて、首筋を噛んで 
瞳の奥の 少女を無理やり 俺が覗き込んで 心の防御機能である、
服とゆうものを荒々しく剥ぎ取り 俺の流動したながれをきみのなかに 
吸収されていく まぁ 
女性がすきなんですよ、 どうでもいいけど


いつも同じ事を書いている気がします。