stagnate9

夏に咲いたヒマワリが、腐って茶色いミイラのように首をたれていた
庭園は管理が怠慢になり始めた
害虫が次第に増え始めた、
管理棟も人がいなくなった
庭園師は灰塔を使うようになって
効率は増しているようだが、ざらざらとした色気はなくなった
大量生産の工業製品のような、画一的なものだ
庭園も限界が来たので
主塔の少女は核を落とした。


ヒマワリが燃えて
管理棟も燃えた
灰塔の消失で、魔法じゃない魔法も使えなくなった
魔法使いが、放射能を無効化した


僕はコンビニで、炭酸水を買って、ライムを買って
手で握りつぶして混ぜて飲んでいた。

少女は、それをほしがったからあげた
すっぱいって言ってガラスごとテーブルから落とした

死と衣服を着て、主塔の腕章をつけて僕は街に行った
主塔管轄の娼館にいって 少年と少女を買った

黒い紐が、ずっと続いていく
僕はそれに向かって歩いた、

今と最後は、僕は知っている
現在は不定形で
オレンジを一個買った、爆弾の事だ
もう灰塔は、僕は廃止しようと思う。

魔法使いの脳量(魔法の発火地点)も消そうと思う。
浮遊する黒い主塔も

ぼろぼろと崩そうと思った


僕は儀式用の仮面をかぶって 少女の許可なしに
最上の庭園を終わりに持っていった

濃縮された薄い灰色と クリーム ミルク

少女に言われた、私はそれでいいよと

僕はそのまま進めた、

世界が終わっていく。
さぁ 破壊だ。