stagnate5

今日はセックスをした、気持ちよかった。
セックスをしない女性は信用もできない、
そんなゆがんだ心、



さあ演劇が始まった!
潜心病の青年クロード役で14歳の女の子ソフィアが演じる。


アイロン、蒼白堰 クラックポイント
赤口魚のエンブレム、主塔の管轄

鮮やかなライム色のビニールの衣装と
ハンマーで自販機を叩く鳴り物で
金と紺色の主塔のロゴ入りの紙ふぶきの中で
薄明かりの中で、死神の鎌を担いで
潜心病のクロードが登場

明るい、住宅街に廃屋があって
庭にはつつじの花が萎んでいて
蜜もすえない

埃とカビのにおい
濁りきった水槽
湿度が高い

クロードは叫ぶ
「僕は考える、僕が僕になる方法を」
「僕は未来を売って、潜心する」
「君の人生を爛れさせても」
「僕の気まぐれで、君は抱かれる」

潜心病の特徴として、不安定な精神状態
内向が加速して、外向が減速する
馬車が来る、朱色に塗ってはげた、
馬は首がない、

核の理論武装
言語を無意味にする
そこから開始する会話
後遺症

クロードは叫ぶ
「潜心病は、詐病 なんだ」
「潜心者は」

クロードの第1の殺人
手首を縛った、彼女をセックスしてほっておきた

クロードの第2の殺人
自殺


クロードは言葉から脱する事のために45年かかった


ソフィアはクロードが演じた、
ソフィアは叫ぶ
コミュニティに依存しなくては
定型を自分のものにしなければ、
裸では、この世界は熱すぎて 寒すぎて
服を着なくては、
ソフィハはソフィアだけの服を着るべきだが
そこまでの脳はなかった


ソフィアは発言する、みんながやっているから、私はクロードを殺せる
クロードをぶっ殺した、
ソフィアは、返り血を浴びた、
返り血を浴びた、ソフィアは美しかった、
僕はソフィアにキスをした、
それは永い永いキスで、ソフィアも僕の唇が乾いても続けた、


主塔は介入しなかった、


僕はソフィアの処女を奪った
クロードは悔しがった


雨が降りそうで、すごく緊張が広がっていった
雨が降って、少しずつコンクリが濡れていった
僕のキスと雨、

君の呼吸、君、ソフィア
僕が抱くソフィアは冷たかった、

クロードは、自慰にふけった、

雨が上がり、埃が沈んで、肌が冷たくて、

ソフィアはピンク色のマフラーを泥の水溜りに落としてしまった、
クロードは踏みつけた、

ソフィアは、気にもしなかった

僕が抱くから

ソフィアは頭が悪いから、

僕の延長

暗闇から、薄明かりから、よどみから、

よどみから、手を血を闇まみれの両手を 広げて
ビルから 落ちていく

主塔の少女は、チャイの時間だった

この歌も、この詩も この文も ソフィアが見る事はない

死ね、はい そのうち 

上に行くかい?

主塔にはいけない

主塔の少女と僕以外は

あくびと、指を鳴らす事と 明日を考えない事と