片足の幽霊少女と少年


片足の少女の幽霊
僕は足が生まれつきなかったんです。
秋紫の夕方、この夕方は明日までだぞ あさってまでだぞ

体育館と倉庫の間でレイプされた
それをぼくはみていました

頭を抑えて、
何かが飛んでいく 細切れになった 何か
異臭がする、虫がたかりだした

混ぜ合わされた存在です。
勇気です。
理性です。
独立した自己です。

アルミホイルでつくった執行人の仮面をつけて
幽霊から剥離して、僕は犯すんだ

心に最近少年がいる事に気づいた

少女はいつもそばにいたが
少年がいることに気づいてしまった

あああ 僕は 少女をとられてしまう
少年をとりあえずかたっぱしから
ありとあらゆるセックスを味合わせて
僕に依存させないと

決まった方法
1.セックスしない相手は信じない
2.誰も味わった事のないセックスをして依存させないと

僕は内少年と手をつないだ
虹を歩いた 電信柱をつっこんだ シャボン玉ときぐるみがダンスをして

暗転

すこし黙ってろ 彼女は叫ぶ

一生のお願いだから彼をいじめないでね
そんないいかたより

私を好きにしていいから

縛ってやろう 目隠ししよう
オチンチン入れてくださいっていうんだ
僕らは灰色の時間から
現実の時間に生まれさせられた

他社の交わりから僕はいやだ といえなくなって
心を死んだ状態にするすべをみにつけて
安楽したいきかたを

僕は少年にはさみを入れた

粉切れにっていく 時間や感情が 生きたさを叫ぶ

音が空間が、音が空間が 石のような質感だ
ざらざらで灰色の匂い
吸収される音

ざざざざざざ

ドレミファの音でさあ、抱く事を覚えよう、
石の部屋好きだろう、窓が恍惚によってる世界

白い灰が光に当たっているところだけ落ちていく

水の中のような淀みが空気にもあるって知る

涙を流したら プリズムが見えた。