カード

生理がきた、生理用の硝子流し椅子で絞る。
花が散る 散るためには咲かなくてはいけない 咲くためには生殖しなければならない。
生殖のための襞、膣、ここに たくさん
逢いに来てくれる

神がある

神経が少しづつ奪われる

神憑りな量の生殖液を交換する

神という概念と神と口走る、聡明な、(全知ではない)

神が、ほほえみ、私を切り裂く

神とつながるのは、つまらない男とセックスするのと変わらない

恐れはない

神とセックスするというのは、もぐらとセックスするくらい変態なんだろう

牛から見て、人間がセックスをしてくるとどう思うのだろうか?

神が分裂する、にこやかに微笑む、汚いようじみた下品な男にみえる、女に見える、

下位が合わされ、上位と性交者

ああ

まぁ 神なんてどうでもいい 好きな男よりかは最低だと思う 神疲れても、痛いだけだ

えっと 戻ろう 生理用の液で塩をよく拭いて

何回もめくれさせられたた陰唇をよく磨耗させる

ああ、なんだかプラスチックが爪にかつんと刺さる

おかあさんがあんなに神とセックスしてはいけないと、憑かれると
私が正座で、眠り落ちるほど疲れさせられるくらい、汚い口紅が引きつっていた

プラスチック、石油化合物はわりと好き、

襞からプラスチックをひきぬいた、

何だ神と性交にふけられると、カードをくれる、私は20円くらいか

たまらない

私には乳房がない、乳はあるが、房がない、踝よりちいさい ふくらみ

滴るぐしゅぐしゅの膣液のまみれのカードを

その気になっている、男にしつもんする

『何が欲しい?』

フェラチオ

私は彼にカードを渡した、微振動するカードと

大好きなちんこを雨噛みする

射精させたくない

射精させたくない

輪ゴムで4重に縛ってやる、あなたがくれた元素の指輪とおそろでいいだろう

要は、かなわない、光が充血する 好きなんだ 嘘と嘘の嘘

彼方の子供が私を殺すのだ

彼はいった、『何が欲しい?』

そういえば、何か欲しいものはない、迂回、

最悪な回答をしよう

これで彼方が私を嫌うようなことを言おう

愛情が嫌い

現実にない純正の単語が嫌い

塵の浜も、歓楽街も、こどもの国も


言語という言語を、彼方に言わせよう 相反する信条を言え顎言語を、売る

キスをしてほしい カードが振動する 

このカードはキスだけができなくなるカードだ、撮影できる現象はかなう

私の生気がカパカパとしゃべる

言葉をしゃべる生殖器なんていらない


冬にしたいと彼方が言うと、そして私にカードをわたすと、

子供の想像力のように

雪が降り 飾り付けが 新年が 淡い雪が 最後の積雪が 14歳の血液が

すぐに変わった、噛みのカードはキスができなくなる

それ以外、撮影できるすべてのことは可能

時間をもどしてほしい 処女膜をとりかえしたい

世界が撒き戻っていく、ゆがんだ時計などの効果はなしに時間が逆行していく

きゅるきゅると世界のリールが回っていき

彼に約束された膜を奪い返す

窓辺に微球が振ってくる 乳球が振動する

言葉を奉公する 粘膜で鼓膜をずるくずり上げる

再生が開始されて 

私が死んで

膣工がふさがれて

間違い字を、賢者が非難して

あかりをつけて

明かりをつけると反して 音等が耳から離れていく

靴とその靴後がどこまで、初雪に後をつけていく しんせつな皇女が血液を剥がして行く

運命と処女と輪の間 鈴とノイズとスクラッチ

神のカードに逆らう方法を彼が無邪気に言ってきたので 一回中に精液を出させた

ぬけだそう 泥の中から まみれるインクと紙と

抜け出そうあの男の絵から

カードを噛んだ、きつくきつく、ちんこなら噛み千切り、ごっくんと飲み込んでしまうほどに

犬歯が刀のように刺さる

振動がはげしくなり 知るもんか

りんご雨

そのまま彼の口にカードを挿入した

彼の唇と、私の恥ずかしい赤い唇をあわせるんだ

正しい彼と正しくはない神と、処女で妊娠したことがある完全な少女である私の

一番期待はずれなのは?

一番いらないものは?

一番クラスで無視されるのは?

一番汚いものは?




世界は光りになった。銅と赤い色の

そして神はコンセントを抜いて世界は映写がおわり。

客席では彼が私の乾いたクリトリスを痛いくらい潰していた。

現実になった